きもの千歳屋
世田谷区祖師谷の呉服店「千歳屋」 着物・和装品の販売、汚れ落とし、洗い、シミヌキ、レンタル、着方教室


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千歳屋 きものよもやま話

きものに携わって30年。早いものですねえ。なくなるなくなるといわれて、確かに毎年倒産・廃業が続くなか、元気な織元・染元から呉服屋まで、着物に関わる情報を自分の覚書として書いてゆきたいと思います。
たのしい茶道体験教室

以前からやってみたいと願っていた「お茶会」をこの度千歳屋の2階を使って、やってみました。決定してから急な日程だったので、DMやポスターなどでお客様にお伝えできなくてごめんなさい。次回は早め早めにお知らせいたします。



先生は地元祖師谷に長くお住まいのS先生、ひょんな事からご相談したら快くご亭主をお受けいただき、このたびのイベント?が実現しました。

武者小路千家の流れるようなお手前で、立礼(りゅうれい)席をいすとテーブルで用意して、御菓子と薄茶を召し上がっていただきました。
小学生から若い男のひとなど初めてお茶の点前を見、正式ないただき方を学んでいただきました。



今後希望者が4〜5名あれば、当店の2階でこの秋からお稽古を始めてもという計画があります。興味のある方はぜひご連絡下さい。

9月より 隔週土曜日 の日中の時間帯
月謝 月6000円程度 (水屋料を含む)

| きもの情報 | 13:33 | comments(0) | trackbacks(0) |
日本民藝館沖縄展を見に。。

春の館展以来、久しぶりに伺いました。平日の3時頃、6/8までの会期が迫っていて混んでいるかと思いましたが、比較的ゆっくりと見られました。

ご存知の方も多いと思いますが、第2,3水曜・土曜日は民芸館真向かいの柳宗悦自宅も入れるとの事ですが、なかなか来られません。

ご近所にお住まいのN様から色々情報を頂戴して、これまた近くの前田邸のお茶室は土日でないと見られないとのこと。ほんとはこまめに来られたらいいのでしょうが。。

沖縄は若いときからなぜか10年ごとに旅し、その都度織物や染めの工房を訪ねています。30年前に最初に行った時に、石垣でおばあが軒下で、ミンサーの帯を織っていたのが、淡い記憶の奥に残っています。

あの頃は学生で、呉服屋を継ぐなどとは全く考えていなかったのですが、なぜか頭にこびりついています。写真をとっておけばよかった。。

民芸館の所蔵で、柳先生が戦前に沖縄の華族たちが着ていたきものが首里の古着市で見つけ、大いに買い付けたとのこと。「目利き」ならずともすばらしい織物がたくさんありました。

復帰20年頃、沖縄では県を上げて伝統工芸品や芸能をPRすべく、後継者の育成などに励んだ時期があって、確か海洋博の頃で、バブルの頃だったんじゃなかったかと、とても元気があってきものも売れてました。

その頃に機織をやっていた地元のおばちゃんたちが、かれこれ20年近くも経つとベテランになって、難しいものにもチャレンジできるようになって来ています。

昨年行ったときには、沖縄の幻の織物といわれる「花倉織」を織ってましたが、大変手間のかかるもので織手の中でも数名しかできないそうです。
民芸館にも1点だけ藍染のものが大展示場のケースの中にありました。

当たり前ですが、手織り、草木染、おそらく沖縄の絹、綿、麻、芭蕉の糸を使っているわけで、しかも時間がたって色が酸化し、若干着用してとても風合いが良くなっているはずです。

ぜひ 触りたい。。という衝動にかられました。(おっときものをです。)

まだまだ書きたいとことが山ほどあるのですが、とりあえず今日はここまで
| きもの情報 | 11:55 | comments(0) | trackbacks(0) |
文楽を見に行ってきました!
文楽5月公演02先日国立劇場に文楽を見に行ってきました。昨年5月にウルトラマン商店街で「文楽の会」を開催したのがきっかけで、20年ぶりに観劇に興味がわいてきました。

特に最近の歌舞伎や文楽の人気は大変なもので、チケットがなかなか手に入らない状況です。長年のファンの年配者に混じって、若い女性を中心に、きもの姿の方からジーンズの男性などなど幅広い年代の方に、親しまれ愛されている様は、業界関係者の努力の賜物と感激しております。

また事前にたいへん勉強されていて、同じ演目でも歌舞伎で見て、文楽で、映画や書籍で読んで、興味の対象も、役者に、ストーリーに、音楽に、衣装にと多方面にわたって研究されています。

呉服屋的にいえば、着物姿で見に行きたいと言う希望も多いようで、街に着物が増える一助になっている事は、とてもありがたく心強い限りですね。

日々接客して話を伺っていると、海外旅行やホームステイ、海外転勤の経験から、日本人としてのアイデンティティ(ちょっとオーバーかな)を指摘されてきものに入ってくるかたが多いように感じます。

また自分で毎日きものを着ているせいかも知れませんが、男性のきものへの興味も最近とても強くなりましたね。実際「男物」の売上げはとても多くなっていますし、当店でも取り扱い商品がずいぶん増えています。
bunnraku

今回拝見したのは、近松の「心中宵庚申」という晩年の名作と50年ぶりに再演された北条秀司が昭和30年代に作成した「狐と笛吹き」でした。

狐は今昔物語から題材をとり、当代の天才といわれた4世鶴澤清六の作曲との事。琴や二胡を取り入れたり、場面が四季にあわせて太夫の裃の色が変わったり、ライティングに趣向があったりと、舞踊劇を見るようなとてもきれいな舞台でした。古典の作品を見慣れたかたには、少々びっくりするような演出で、新作(ほとんど作り直したのだそうです)へのこだわりを感じる作品でした。

前半の心中は、住太夫、文雀、簑助と人間国宝の3名人が競演する重厚で円熟した、これぞ文楽!といった、感動して回りからすすり泣きが聞こえるすばらしい舞台でした。

今回拝見した第2部は全日満席で、チケットは発売時にほぼ完売してしまったそうです。本当に文楽が好きな方が多いのに改めて感じました。ただ天気が雨模様で、きもの姿が少なかったのがちょと残念ではありましたが。実は私も洋服じゃなかった・・。次回はぜひきもので行きます。(^^♪

| 観劇 | 03:02 | comments(0) | trackbacks(0) |
江戸小紋工房見学に行きました。。
今年もいつも江戸小紋の染め出しをお願いしている広瀬雄望さんの工房へ行ってきました。工房は新宿区中井駅から歩くと12〜3分はかかるでしょうか。その途中には森光子さんがライフワークにしている舞台「放浪記」の作者林芙美子の記念館(自宅であったそうですが)の前を通ります。

毎回寄りたい思っていながら、帰りの時間にはすでに閉館しておりいつも行かれません。ひとりで行くときに、寄った事はあるのですが、今度こそ皆さんで見に行きたいものです。

今回の参加者は3名とお店のKさんと私の5名の少数精鋭でした。広瀬さんの仕事の間に入れてもらうので、来年から1年おきにお願いしたほうが良いかなと思っております。

神田川沿いのこの一帯には多いときには200軒以上の染屋さんがあったそうで、江戸小紋だけでなく江戸友禅、江戸更紗、東京無地染め、湯のし屋、糸目屋さんなど、染に関わるいろんな職人さんがいたそうです。

平成初期のバブルの時には、この一帯は地上げに会い、広い土地のある染屋は多くのマンションになり、そこで働いていた職人さんはタクシーの運転手になったそうです。文化は人なり。職人も一度仕事を離れて時間が経てば、昔のようには仕事ができなくなります。

現在新宿区も区の伝統工芸の伝承と振興に補助金をいれて、保護してくれています。また現在残っている工房では、徐々に後継者や若者が育ってきています。広瀬さんのところも息子さんが数年前から仕事場にはいってがんばっています。
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なお、某着付教室のように、販売を主たるものにしてこういう見学会や体験教室を開いているところもありますが、作り手からいえば「これもあり」かなと呉服屋としては、ちょっと寂しい思いをしています。


| きもの情報 | 00:56 | comments(0) | trackbacks(0) |
和裁の実演(一級和裁士ひいらぎさん来店)
今回はじめての企画で、こちらもどのように対応したらよいのか、正直わからなかったのですが、とにかく見てもらおう、勉強してみようということでした。
が、やはり「百聞は一見にしかず」実際に見ていると、決して繊細とはいえない無骨な(失礼!)手で、なんときれいなそしてスピーディ!針が生きているように動いて、ドンドン着物が出来上がってゆく!

次回は秋頃に、お客様に参加していただき、「半衿付け」とか「袋物」講座を開く事になりました!ぜひお楽しみに。またお知らせします。

和裁の実演(柊さん)

本日午後1時より和裁士のひいらぎさんに和裁の実演をしていただきました。男性で和裁士1級を持っている人は、東京でも数名だそうで、さらに若手となると、さらに少ない。彼は社団法人日本和裁士会東京支部青年部長として、業界の振興にも活躍しているそうです。
足の指でつまむのが、男仕立て!

男仕立てはくけ台を使わず、写真のように足の指で調子をとりながら、縫っていきます。結構前かがみで疲れるのでは。

和裁と一口にいっても、色々な方法があって、たとえば関東と関西(京都)とはずいぶんと違うそうです。改めて和裁の深さとそれを伝える呉服屋の責任を強く感じました。
袖の仕立てには全ての和裁の技術が詰まっている!
袖の仕立ては、袖口のふきや丸み付け、振りのおさめ方や仕上げなど仕立てのほとんどの技術が詰まっているそうです。

着物の仕立ても現在は、ベトナムで手縫いを、中国でミシン仕立てをしている大手の呉服店チェーンや百貨店もあるそうです。とはいえ向こうのお国の人たちも、一生懸命努力してよいものを作っていると信じていますが・・

一人前の仕立て屋になるためには、袖だけで2年間、長襦袢だけ3年間など10年は修行しなければならないとのこと。
簡単そうにやっている一つ一つが、染織や糸作りに関わる職人さんと同様、大変な時間と努力の賜物なのですね。これからもがんばってください。千歳屋の仕立てもよろしくお願いいたします。


| きもの情報 | 01:04 | comments(0) | trackbacks(0) |
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