きもののガード加工のお話
よくある質問のなかで、「ガード加工ってしたほうがいいんですか」というのがあります。仕立てるときに、まず勧められると思うのですが、反物の状態でかけた方が割安です。

皆さん気にされるのは、ガード加工に関するいろいろな噂。

たとえば「ガード加工をすると染め替えできない」

これは「ガード抜き」といって、浸透剤を含ませて一時的にその効果をなくすことができます。加熱によってまた効果は再現されます。物資不足の時代と違い、一枚のきものを何度も何度も染め替えることは現実にはあまり無いのでは。

「ガード加工したきものは暑い」
水が浸透するのを防ぐだけで、通気性は変わりません。

「静電気がおこりやすいので汚れる」
布の表面の水分を遮断するため乾燥し、ほこりなどは少々つきやすくなる傾向があるという人がいます。当店では静電気防止のリンスを使いますので、かなり起こりにくくなっていると思います。

「カビや油よごれは防げない」
水溶性の汚れには強いですが、油性やカビにはあまり効果はありません。シミヌキがしやすいという話も聞いてはいますが、どの程度かは確認していません。またはじくからといっても、長時間、温度の高い水分(熱燗など)、あまりに大量の水分も効果が薄れますので、ご注意下さい。

と考えますと、天気関係なくお稽古や社交で着る機会の多い方、絞りやちりめん(水による質感変化が大きい)、直したり染め替えたりせず誰かに譲るきもの、などなどはかけておいたほうが安心かもしれません。お気軽にご相談下さい。

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