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函館市北方民族資料館に行ってきました。
 八月のお休みを利用して、家族で函館に行ってきました。お天気はまずまずでしたが、日中はかなりな暑さでした。でも夜はさわやかでした。函館は初めて。函館山の夜景とか朝市とか、お鮨とか蟹とかラーメンとか有名なものがたくさんありましたが、小さい町なので1泊2日で十分見て回れました。

その中で、私が行ってみてとてもよかったのが、「函館市北方民族資料館」http://www.zaidan-hakodate.com/hoppominzoku/index.htmlでした。道内にも色々あるのでしょうが、期待以上のボリュームと保存のよさでした。建物は旧日銀函館支店を函館市が再利用し、高い天井でとても涼しく、人も少ないのでゆっくり見られて入館料も300円とたいへんお得です。

染織に関心がある身としては、アイヌ衣裳の児玉コレクションはたいへん綺麗でした。退色が心配ですが、これだけの点数をオープンに見られるのはうれしいですね。


アットゥシ(厚司)織の晴着

アットゥシ( attus、アツシ、アトゥシ、アットゥシ織、アッシ織、厚司織とも)は、オヒョウ(シナノキが使われることもある)などの木の内皮の繊維を織ったアイヌの織物。衣服として作られることが多い。
2013年に北海道で初めて伝統的工芸品に指定されたのが、この織物です。正確には「二風谷アットゥシ」が指定されました。といってもすでに造っているのが全道でここしかやってないみたいです。

普段着は刺繍や「切伏」という飾りがないもので、このように飾りが付いているものは儀式用の正装として着られていたようです。なのでいまでも綺麗な状態で残っているのですね。
沖縄の染織品に伝統的工芸品や無形文化財の指定工芸品が多いのに比べ、いままで北海道での指定がなかったのは、アイヌの歴史の記録がなかったのでとかいってます。伝統的工芸品はその土地で100年以上作られているというのも、要件にはいっているようですが、本当のところはどうなんでしょうか。
琉球民族とアイヌ民族を単純には比較できませんが、衣裳という面でみると「日本の衣裳」というのはどういうルーツと変遷をしてきたのかと想像すると、同じ国なのにその違いとその共通点に驚きますし、日本人の寛容さとその危うさの間でバランスをとりながら、どこの国の植民地にもならず(一時期の沖縄を除いて)今あることに感動すら覚えます。

その後函館市内で呉服屋を探しにうろうろしていましたが、本当にない!呉服屋さんが。
特にメインの商店街にないのが残念です。札幌には結構あるようですが、函館は観光が斜陽になっているようで、その影響なのでしょうか。きものがとても似合う町なのですが。

いろいろ考えてしまいましたが、函館の観光資源をもっと融合させるようなイベントを開催するのはどうでしょうか?あれもこれも色々ありすぎて虻蜂取らずになっているような気がしました。
| 和の街歩き | 14:47 | comments(0) | trackbacks(0) |
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